絵本「みえるとか みえないとか」 ヨシタケシンスケ (著)、伊藤亜紗 (著)

   

 ちがいを考える絵本「みえるとか みえないとか」 ぼくは うちゅうひこうし。

いろんなほしの ちょうさをするのが、 ぼくの しごとだ。

このほしの ひとたちは、 うしろにも 目があるので まえも うしろも いちどに みえるらしい。

「みえかた」が ちがうだけなのに みんな すごく きをつかってくれて、 ヘンなきもちだった。

前にも後ろにも、合計目が4つある宇宙人たちが住む惑星に たどり着いた、宇宙飛行士。

「え、キミ うしろがみえないの?」 「えー?!ふべんじゃない?かわいそう!」 「すごーい(目が2つしかないのに)ちゃんとあるいてる!」 目は4つあるのが普通の宇宙人からすると、 目が2つしかないのは不便でかわいそう。

伊藤亜紗さんの「目の見えない人は世界をどう見ているのか」(光文社新書)を きっかけに生まれたヨシタケシンスケさんの絵本。

健常者中心の世界に生きていると、目が見えない人の気持ちがわからない。

自分には当たり前の物が使えない → かわいそう → どんな風に接していいかわからない と、シャッターをおろしてしまいがちです。

そこでこの絵本では、もっと便利な身体機能を持つ宇宙人を登場させて、 自分が"不便な人"の立場に置かれることで 自然に気持ちを寄せることができるお話になっています。

頭では”目が見えないこと、見えることも個性”と理解していますが 実践経験が少ないため、なかなか体得できていない部分を教えてくれる絵本。

絵がたくさんで、口語表現もわかりやすくテンポよく読めます。

家族みんなでぜひ。

作:ヨシタケシンスケ、伊藤亜紗 出版社: アリス館 商品サイズ:20 x 25x 1 cm ※絵本は多少キズ等見られるものもございますが、読書に差し障りのないものは良品としております。

予めご了承くださいませ。

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  • 商品価格:1,540円
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